東大阪市・八尾市中古マンションナビ

東大阪市と八尾市の中古マンション売買専門店

06-6743-7400

営業時間/9:00 ~18:00
定休日/火・水曜定休

おしえて!村長さん

👨🏻‍🔧 そもそも「リフォーム済み」マンションはお得なの?

51.jpg

そもそも「リフォーム済みマンション」はお得なの?

~ お得かどうかの見極め方 ~

売り出されている中古マンションの中には、
綺麗にリフォームされている部屋と
リフォームされていない部屋をみかけます。

販売価格は、リフォーム済みのほうが高く、
リフォームなしのほうが安いことが大半です。

中古なので購入後はリフォームも考えています、
という方もおられるでしょう。

では、リフォーム済みの物件を購入したほうが
お得なのか? それとも、
リフォームなしを購入した後にリフォーム業者へ
お願いしたほうがお得なのか?
どちらなのでしょうか?

その前に、リフォーム済み物件は
どのようにして売り出されるのでしょうか?

売却される方には、さまざまな理由があります。

◎ 実家に戻り住まなくなったので処分
◎ 相続を受けたが住まないので処分
◎ 離婚し住まなくなったので売却
◎ 住宅ローンの支払いがしんどいので売却
◎ 近隣トラブルで売却
◎ 急に金銭が必要になり換金のため売却
◎ 新しいところへ住み替えたので売却

これらの中で、売却を急いでいる売主さんへは、
不動産会社から「安くなってもいいのであれば、
買い取りしましょうか?」と話を持ちかけます。

そして、買い取られたマンションは
綺麗にリフォームされ、再度販売されます。

「買い取り」再販売実例!

ここで、実例をご紹介しましょう。

東大阪市のとあるマンションの一室が690万円で
売り出されました。過去の事例を見ても最安値です。
さすがに10日ほどで売れてしまいました。

ところが、2ヶ月後、同じ部屋が再度売り出された
のです。売主は、不動産会社になっていました。

・・・そうなんです。その部屋は買い取られていました。

調べた結果、690万円の部屋は最終的に600万円で
買い取りが成立していたのです。

そして、リフォーム済みの売り出し価格は1,090万円
でした。つまり、1,090万円-600万円=490万円が
丸々儲け? いえいえ、実はそうではありません。

リフォーム代金と売買に伴う諸経費が約290万円
です。490万円-290万円=200万円が儲けです。

買い取った不動産会社も商売なので、
利益を求めるのは当然です。

では、こちらの部屋をリフォーム前の600万円で
購入し、その後リフォームをすれば、200万円の
儲けは発生せず、単純に890万円で購入できた
ことになります。

ということは、リフォーム済みを購入するのは
「お得ではない」ことになりますよね。

では、600万円で手に入るのか?

ただ、ここで重要なポイントがあります。

それは、600万円で購入できればお得なのですが、
実際は600万円で手に入る可能性は極めて稀だと
いうことです。

なぜなら、600万円で購入できる案件は、
一般公開されることはなく、不動産業者が
直接仕入れてしまうからです。

公開されない理由は、「仲介手数料」です。

例えば、売主の田中さんはA社に600万円で
売却を依頼しました。
そして、さくら不動産に買い取ってもらいました。

A社は、売主の田中さんと買主のさくら不動産から
仲介手数料をもらうことができます。

しかし、情報を公開すると、他の不動産会社も
買主を探すことができます。

情報を公開した結果、
買主の吉田さんをB社が見つけてきたとします。
すると、A社は売主の田中さんから
B社は買主の吉田さんから仲介手数料を頂きます。

A社は情報を公開せずに、さくら不動産へ買い取って
もらえれば、仲介手数料は『倍』になります。

仲介手数料は不動産会社にとっては『売上げ』です。
だから、みすみす情報を公開して、他社に買主を
見つけてもらうなどということはしません。

このように、600万円の情報は公開されないため、
一般の方が購入することはとても難しいのです。

では、結局どちらがお得なのか?

該当のマンション事例をみると、通常は780万円
前後が成約価格でした。そして、実例と同じように
諸費用とリフォームで290万円掛かった場合だと
780万円+290万円=1,070万円となります。

実例の売り値は1,090万円で、その差は20万円です。
20万円の差なら、交渉して下げもらうことも可能
でしょう。

そうすれば、リフォーム済みでも、リフォーム前の
物件でも、差が出ないことになります。

ただ、同じ価格帯で仕上がるのなら、リフォーム前だと
自分好みに色などを選べる自由があります。

一方、リフォーム済みだと、これからリフォームを頼む
煩わしさはありませんし、すぐに入居できます。

このようにみると、一概にどちらがお得とは言えない
ことになってしまいます。

紹介した実例では、販売価格が1,090万円と妥当な
価格でしたが、時折「かなり利益が乗っているな」
と思う物件があるのも確かです。

そこで、価格の妥当性を見極めるには、
リフォーム済みの物件ならば、
リフォームにいくら掛かったのか聞いてみましょう。

そして、リフォームなしの売り物件に
そのリフォーム代金を足すと答えがおよそ出ます。

リフォームなし物件がない時は、担当者に過去の
売却事例を教えてもらいましょう。さらに、管理人
さんも、意外な情報源になることがありますよ。

情報が集まりにくい時は、お声掛けください。
私(村長)が調べて、お伝えしますよ。

◆あわせて読みたい◆
「リノベーションしすぎる」と売れない!

----------------------
【コラム発行元】
◎ マンションナビ(クローバーライフ株式会社
◎ お問い合わせ TEL: 06-6743-7400
◎ 発行責任者 村長洋明(むらながひろあき)
■ ご意見・ご感想・ご相談は ⇒ こちらまで
ご感想は100%目を通し、全ての方にご返信しております。
皆様から頂いた 1つ1つが励みになります。
※ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。
----------------------