
◆ ダメで元々!
あなたは買い物をする際に、値引き交渉を
されたことはありますか?
スーパーなどのお買い物であれば、
そのままレジで支払いますね。
家電製品などの量販店ではどうでしょうか?
大型家電でウン十万円もするような商品なら
店員さんに「もう少し安くならない?」と
交渉されたことはがあるかもしれません。
私は、八尾市にまだ西武百貨店あった頃、靴を
購入する際、「おまけしてもらえませんか?」と
言ってみました。
店員さん「そうですね。じゃあ社割で購入した
ことにして」と値引きしてくれました。
とても嬉しかったです😊
では、不動産の購入はどうでしょうか。
あなたは「少しでも安く買いたい」、
でも、売主さんは「少しでも高く売りたい」、
思いは相反します。
ですが、できる限り円滑に気持ち良く売買を
進めたいと互いに考えているでしょう。
ようやくお目当てのマンションに出会ったら、
ダメもとで思い切って、値引き交渉をしてみま
しょう。
◆ 値引き交渉の手順と注意事項とは?
値引き交渉には、いくつか
≪手順と注意事項≫があります。
(1)意思確認
値引き交渉前に、購入の意思は固いのか、
迷いはないのか、再度確認してみましょう。
本当に「今」購入するほうがいいのか?
当初の「予算内」か? などなど
相談できる方がいる場合は相談しておきましょう。
(2)打ち合わせ
交渉は事前に担当者と打ち合わせをしましょう。
売主さんが一般の方の場合、
何らかの事情でマンションを売却されます。
よって、売却理由も考慮して交渉しましょう。
売却を急いでいるのか、
そうでないのかもポイントです。
破格な交渉は印象が悪くなりますし、
売主さんにも断る権利があります。
一方、売主さんが不動産業者で、建物がすでに
完成しており、残り数件の新築マンションなどは
思い切った交渉が通ることもありますよ。
(3)交渉は書面で
交渉は口頭ではなく、必ず書面で行いましょう。
通常、【購入申込書】への署名・捺印を求められ、
希望条件も記入してもらいましょう。
そして、書面は控えを受け取りましょう。
あとで、「そんな金額は提示していない」
などのトラブルを避けるためです。
(4)申込証拠
時折、申込証拠金たる「名目の金銭」を求められる
ことがありますが、あくまで意思表示として預ける
ものです。
よって、商談不成立やキャンセル時には
【必ず返還される】旨を確認してください。
悪質な業者は、返還を拒むことがありますので、
きちんと、事前に確認しておきましょう。
10万円程度が相場で、高額な金銭は必要ありません。
(5)回答
必ずしも、希望金額で返答が返ってくるとは限り
ません。売主さんの事情により、一銭も交渉でき
ないこともあります。
その場合、あなたは【交渉不成立】として
購入の意思を撤回できますし、
再度検討することもできます。
価格交渉以外で、互いに納得できる条件が
ないかも検討してみましょう。
例えば、家具、照明器具、家電製品を無償で譲り
受ける、引き渡し期日を早めてもらう、逆に遅く
してもらうなどの条件交渉も検討してみましょう。
(6)交渉成立
交渉金額で売主さんから承諾があった場合は、
すみやかに契約の準備を進めましょう。
担当者に日時調整と持参物の確認をしましょう。
以上、このような手順で進めていきます。
最後に・・・
不動産業者がマンションを売るのは商売です。
値引いても、利益が出れば売ります。
しかし、自宅マンションを手放なされる売主さんは
売ることが商売ではありません。
ゆえに、「必ず安くなるものではない」ことを
買主さんも理解しておきましょう。
それが、スムーズに交渉する秘訣です。
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