◆ フラット35を利用するなら「S」対応にしよう！

～「S」仕様で5年間金利がお得に！ ～

「フラット35」は、固定金利で35年間
借りることができる住宅ローンです。

そして、利用する上で、銀行の住宅ローンには
ない【条件】があります。

それは、【住宅金融支援機構が定めた技術基準に
適合している住宅】であることです。

マンションの場合、そもそも新築する段階で
一般住宅と比べて建築の基準が厳しいため、
適合している住宅に該当することがほとんどです。

ただ、昭和56年6月以前に建築の許可を得て
建てられたマンションは、基準に適合していない
こともありますので、事前にチェックが必要と
なります。

建物をチェックした結果、基準をクリアしますと
「適合証明書」が発行されます。

その、適合証明書の発行依頼は、
支援機構に登録されている建築士さんへ
お願いすることになります。

ここで、適合証明書を依頼する際に
「S」対応で発行をお願いすることが必要です。

◆「S」対応で金利引き下げ！

この「S」が、購入者の味方をしてくれます。

「S」対応とは、フラット35の技術基準に加えて、
省エネ、耐震、耐久性、バリアフリーのいずれか
1つの性能を満たすことで、「S」対応になります。

ここで、すでに建っているマンションの省エネ、
耐震、耐久性を一定基準以上にするのは
容易ではありません。

ただ、バリアフリーだけは『超簡単』に
性能を満たすことができます。

その方法とは、
「お風呂に手摺りを1本付ける」
だけです。

つまり、もともと手摺りがお風呂に付いていたら
新たに設置する必要はありません。

また、新たに設置するとしても
実費で3万円程度です。

◆「S」対応だと、どれほどお得なのか？

では、なぜ「S」対応が購入者の味方になるのか？
それは、「金利が安くなる」特典が付いてくるからです。

「S」対応の物件だと、金利が
借入期間の当初5年間が0.25％優遇されます。

例えば、1,500万円を金利1.5％で35年返済の
場合、月々返済は45,928円ですが、
「S」対応だと当初5年間は1.25％なり、
月々返済は44,113円となります。

その差額は1,815円で、5年間だと108,900円です。
3万円の手摺で10万円以上もお得になります。

親切な建築士さんなら「手摺を取り付けますか？」
と教えてくれる場合がありますが、

不慣れな方なら、こちらから
「S対応にしたいので、手摺の取り付けを
お願いします」と依頼しましょう。

◆「S」対応のマンションを探す方法！

ここで、嬉しいお知らせがあります。

それは、建築時に省エネ、耐震、耐久性、バリアフリー
のいずれかを満たして建てられた建物で、支援機構に
事前登録されているマンションがあります。

登録マンションは全て「S」仕様になっているので、
「適合証明書」を改めて取得する必要がありません。

フラット35を利用してマンションを購入される方は
事前に希望物件が登録されているのか、確認して
おくといいでしょう。

機構のホームページから
『【フラット35】対象マンションを検索』できますよ。

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